月令(げつれい)を得ているとは、生まれ月の季節が自分自身(日干)を強めているということです。 具体的には、「生まれた月の五行と同じ五行の日に生まれている」かどうかで、月令を得ているかどうかが判定できます。
以下は、月令を得ている命式の一例です。 冬の日干を持つ人が冬月に生まれているため月令を得ています。
月令を得る条件は、以下のように表現できます。
月令を得ている命式かどうかの判定条件を確認してみましょう。
※春夏秋冬の季節となる月は、特定の五行が盛んであるため比較的シンプルに判定できます。
※季節の変わり目となる土性月は、複数の五行が混じりやすいため判定がやや複雑になります。
月令を得ているということは、生まれ月の季節エネルギーで日干が強められているということです。
ただし、どのくらい強められているかは命式ごとに異なります。 季節から強いエネルギーをもらう場合もあれば、少しだけエネルギーをもらう場合もあります。 月令を得ている命式では「身強」と判定されることが多いですが、どのくらい身強になるかは命式ごとに異なります。
さらに、月令を得ているかどうかの判断条件は、流派や占い師によって異なることがあります。 そのため、ある占いサイトで調べたら「月令を得ている」と判定されたのに、別の占いサイトで調べたら「月令を得ていない」と判定されたということも起こりえます。