陰陽五行(いんようごぎょう)とは、陰陽と五行(木性・火性・土性・金性・水性)を組み合わせたものです。
陰陽では、万物を陰と陽に分けてとらえます。 五行では、万物を木・火・土・金・水(もっかどごんすい)のいずれかに分類してとらえます。 陰陽五行は、陰陽と五行を組み合わせたものなので、万物を以下の2×5=10種類のいずれかの性質にわけてとらえます。
四柱推命は陰陽五行のバランスによって吉凶を観る占術であり、 四柱推命の命式は人が誕生した瞬間の陰陽五行を八字で表したものです。
まず、八字の上側4文字(天干)に使われる十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)には、以下のように陰陽五行が割り当てられています。
また、八字の下側4文字(地支)に使われる十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)には、以下のように2~3種類の陰陽五行が混じっています。
四柱推命の命式に使われる十干と十二支には、上記のように陰陽五行が割り当てられています。
四柱推命では、誕生した瞬間の陰陽五行の配分や配置からその人の性質や運勢の吉凶を観ます。 そのため、四柱推命の命式を観るには、十干と十二支がそれぞれどの陰陽五行なのかを知る必要があります。 逆に言えば、十干と十二支の陰陽五行さえ理解すれば、四柱推命の基本を理解したことになります。