六十干支(ろくじっかんし)とは、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせたものです。
十干は、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の10種類です。
十二支は、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)の12種類です。
10種類×12種類の組み合わせパターンは120通りになりますが、 それぞれが同じタイミングで一つずつ移動していくと、成立する組み合わせは60通りとなります。
番号 | 干 | 支 |
---|---|---|
1 | 甲 | 子 |
2 | 乙 | 丑 |
3 | 丙 | 寅 |
4 | 丁 | 卯 |
5 | 戊 | 辰 |
6 | 己 | 巳 |
7 | 庚 | 午 |
8 | 辛 | 未 |
9 | 壬 | 申 |
10 | 癸 | 酉 |
11 | 甲 | 戌 |
12 | 乙 | 亥 |
13 | 丙 | 子 |
14 | 丁 | 丑 |
15 | 戊 | 寅 |
16 | 己 | 卯 |
17 | 庚 | 辰 |
18 | 辛 | 巳 |
19 | 壬 | 午 |
20 | 癸 | 未 |
21 | 甲 | 申 |
22 | 乙 | 酉 |
23 | 丙 | 戌 |
24 | 丁 | 亥 |
25 | 戊 | 子 |
26 | 己 | 丑 |
27 | 庚 | 寅 |
28 | 辛 | 卯 |
29 | 壬 | 辰 |
30 | 癸 | 巳 |
31 | 甲 | 午 |
32 | 乙 | 未 |
33 | 丙 | 申 |
34 | 丁 | 酉 |
35 | 戊 | 戌 |
36 | 己 | 亥 |
37 | 庚 | 子 |
38 | 辛 | 丑 |
39 | 壬 | 寅 |
40 | 癸 | 卯 |
41 | 甲 | 辰 |
42 | 乙 | 巳 |
43 | 丙 | 午 |
44 | 丁 | 未 |
45 | 戊 | 申 |
46 | 己 | 酉 |
47 | 庚 | 戌 |
48 | 辛 | 亥 |
49 | 壬 | 子 |
50 | 癸 | 丑 |
51 | 甲 | 寅 |
52 | 乙 | 卯 |
53 | 丙 | 辰 |
54 | 丁 | 巳 |
55 | 戊 | 午 |
56 | 己 | 未 |
57 | 庚 | 申 |
58 | 辛 | 酉 |
59 | 壬 | 戌 |
60 | 癸 | 亥 |
十干が6巡するあいだに十二支は5巡します。 61番目には最初の「1.甲子(きのえね)」に戻るので、干支の組み合わせは120通りではなく最小公倍数の60通りとなります。
最初の年を「1.甲子(きのえね)」と定めて、その次の年は「2.乙丑(きのとうし)」、その次の年は「3.丙寅(ひのえとら)」…と順番に割り振っていきます。
すると、60年目は六十干支の最後の「60.癸亥(みずのとい)」になり、61年目には最初の「1.甲子(きのえね)」に戻ります。 六十干支が一巡することを「還暦(かんれき)」と呼びます。
年と月と日と時には、それぞれに一つの干支が割り当てられています。 例えば、2020年8月10日午前10時0分であれば、 「庚子(かのえね)」の年、 「甲申(きのえさる)」の月、 「乙酉(きのととり)」の日、 「辛巳(かのとみ)」の時という具合に4つの干支で表すことができます。