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劫財(ごうざい)とは?

日干と同じ五行、日干と異なる陰陽の関係性

劫財(ごうざい)は、日干と同じ五行、日干と異なる陰陽の関係性になる場合に算出される通変星です。 具体的に日干と蔵干の組み合わせで通変星が劫財となるのは、以下の10パターンです。

  • 日干が → 蔵干が なら通変星は劫財
  • 日干が → 蔵干が なら通変星は劫財
  • 日干が → 蔵干が なら通変星は劫財
  • 日干が → 蔵干が なら通変星は劫財
  • 日干が → 蔵干が なら通変星は劫財
  • 日干が → 蔵干が なら通変星は劫財
  • 日干が → 蔵干が なら通変星は劫財
  • 日干が → 蔵干が なら通変星は劫財
  • 日干が → 蔵干が なら通変星は劫財
  • 日干が → 蔵干が なら通変星は劫財

例えば、日干が「甲」の場合に相手の蔵干が「乙」であれば、その部分に入る通変星は「劫財」となります。

劫財(ごうざい)の例

月支元命(げっしげんめい)が劫財になる人

命式の月柱と蔵干の通変星が交わった位置に入る通変星を「月支元命(げっしげんめい)」と呼びます。 月支元命はその人の気質の軸とされており、四柱推命の鑑定では重視されます。

月支元命(げっしげんめい)の例

月支元命が劫財になる人は、内側に強い欲望や衝動を持っている人でしよう。 どこか過激な一面のある人であり、普段は抑えていますが、 なにかの拍子にこうした衝動に突き動かされて刹那的に行動することがあります。

自己表現や自己実現をしたいという強い願望を持っていますが、 その願望はどこかアウトローなものになりやすい傾向です。 人とは違う生き方を求めたり、ギャンプルなどの勝負事にのめり込むなど、 時として、社会ルール・モラル・平均的な幸せなどに背を向けることがあるかもしれません。

周りに気を使うことが出来ない人ではありませんが、アタマの回転が速くズケズケと本音を言うところがあります。 刺激的な言動で面白い人と解釈されることもありますが、 相手を見下したような態度ととられることがあるかもしれません。

芸能界・プロスポーツ・ビジネスなど、何らかの勝負事の世界に身を置くと、 大成しやすい要素を持っている人と言えるでしょう。

月支元命が劫財になる有名人(敬称略)

劫財の基本的性格

劫財は、自分自身を表す日干と同じ五行を持つ干の通変星であり、基本的には自分自身を強めます。 スリルを求めるギャンブラー気質を秘めており、自分の運や直感を信じてひと勝負したいタイプです。 命式に劫財が多ければ、以下の傾向が強まります。

劫財「イチかバチか!」
  • 後先を考えない
  • 衝動的に行動する
  • 自分の直感・欲望を重視
  • 勝負師
  • ギャンブル好き
  • 負けず嫌い
  • 短気
  • 自己中心的

通変星の相性

通変星同士の組み合わせには相性があります。 相手の働きを活発にすることを「生じる」、相手の働きを抑えることを「剋す」と言います。 以下は、通変星同士の相性を図にしたものです。

通変星の相性

他の通変星が劫財に与える影響

印綬は、劫財に力を与えます。 同じ命式に劫財と印綬があれば、劫財の気質が強められます。

  • 印綬は → 劫財を強める

正官は、劫財の力を奪います。 同じ命式に劫財と正官があれば、劫財の気質が弱められます。

  • 正官は → 劫財を弱める

劫財が他の通変星に与える影響

劫財は、傷官に力を与えます。 同じ命式に劫財と傷官があれば、傷官の気質が強められます。

  • 劫財は → 傷官を強める

劫財は、正財の力を奪います。 同じ命式に劫財と正財があれば、正財の気質が弱められます。

  • 劫財は → 正財を弱める

劫財がめぐる期間(10年運・1年運・月運・日運)

劫財がめぐる期間には、破壊的な欲求や衝動が出やすくなります。 自我が強くなりますが、その自我はどこか厭世的であり、社会モラルや一般常識に反発を感じやすくなります。 例えば、子供なら親の言うことを聞かず勉強や宿題をサボったり、 成人ならイチかバチかの大勝負をしてみたくなるなど、反抗的・刹那的な気持ちが出やすくなります。

自己中心的な言動や独断が多くなる時期であり、対人関係のトラブルが起こりやすいので注意が必要です。 また、交通ルールや法令に対しての認識がルーズになりがちなので、気を引き締める必要があるでしょう。

その反面、チャレンジ精神が高まって勝負強くなる時期でもあります。 それ自体は悪いことではないので、そうしたタイミングを利用する意識を持つと良いでしょう。

意志の強さが独りよがりにならないように、挑戦が単なる無謀にならないように、自己確認しながら物事を進めることです。 正攻法ではなく逆転の発想や裏からのアプローチが功を奏することもあるでしょう。