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羊刃(ようじん)とは?

負けん気が強くなる

羊刃(ようじん)は、四柱推命の特殊星のなかでは強力な凶星とされますが、条件次第では吉星と解釈できる面もあります。

凶星としては、自我が強くなって強情になったり、性格的なキツさが出てくるとされます。 強気で大胆な行動をして、勢い余って失敗するといった具合です。

命式に羊刃が入っている人は、敵をつくりやすいところがあるかもしれません。 特に、命式に劫財や傷官がある場合には、凶星の側面が強まります。 些細なことでケンカをしたり、相手をやり込めてしまうことのないよう注意が必要です。

一方で、命式に羊刃が入ると、負けん気が強くなって積極性が高まります。 そのため、羊刃には凶作用だけではなく吉作用もあると解釈できます。 特に、命式に偏官がある場合には、吉星の側面が強まります。

羊刃は激しい星であるため、それを制御できるくらいの身強の人にとってはプラスになりやすく、 激しい星を持て余してしまう身弱の人にとってはマイナスになりやすいとされます。

羊刃となる条件

羊刃となるのは、日干と各柱の地支が以下の組み合わせの場合です。

  • 日干が「甲」の場合に、地支が「卯」なら羊刃となる。
  • 日干が「乙」の場合に、地支が「辰」なら羊刃となる。
  • 日干が「丙」の場合に、地支が「午」なら羊刃となる。
  • 日干が「丁」の場合に、地支が「未」なら羊刃となる。
  • 日干が「戊」の場合に、地支が「午」なら羊刃となる。
  • 日干が「己」の場合に、地支が「未」なら羊刃となる。
  • 日干が「庚」の場合に、地支が「酉」なら羊刃となる。
  • 日干が「辛」の場合に、地支が「戌」なら羊刃となる。
  • 日干が「壬」の場合に、地支が「子」なら羊刃となる。
  • 日干が「癸」の場合に、地支が「丑」なら羊刃となる。