四柱推命

他の凶作用を和らげる

月徳貴人（げっとくきじん）は、他の凶作用を和らげる吉作用があるとされます。 命式全体があまり良くない場合にも、月徳貴人が入っていれば凶意が抑えられると判断します。

命式に月徳貴人が入る人は、様々な助けを得やすいとされます。 困難に直面する場合にも周囲の人から助けてもらいやすく、 不思議と何かの巡り合わせによって救われることもあるでしょう。

さらに、命式に天徳貴人（てんとくきじん）と月徳貴人が揃って入れば吉作用は強力になり、 実力と権威を兼ね備えた人物になるとされます。 天徳貴人と月徳貴人は太陽と月になぞらえられ、どちらも同じような吉作用を持ちます。

天徳貴人や月徳貴人は、日柱に入るのが特に良いとされます。

月徳貴人となる条件

月徳貴人となるのは、月支と各柱の天干が以下の組み合わせの場合です。

• 月支が「寅」の場合に、天干が「丙」なら月徳貴人となる。
• 月支が「卯」の場合に、天干が「甲」なら月徳貴人となる。
• 月支が「辰」の場合に、天干が「壬」なら月徳貴人となる。
• 月支が「巳」の場合に、天干が「庚」なら月徳貴人となる。
• 月支が「午」の場合に、天干が「丙」なら月徳貴人となる。
• 月支が「未」の場合に、天干が「甲」なら月徳貴人となる。
• 月支が「申」の場合に、天干が「壬」なら月徳貴人となる。
• 月支が「酉」の場合に、天干が「庚」なら月徳貴人となる。
• 月支が「戌」の場合に、天干が「丙」なら月徳貴人となる。
• 月支が「亥」の場合に、天干が「甲」なら月徳貴人となる。
• 月支が「子」の場合に、天干が「壬」なら月徳貴人となる。
• 月支が「丑」の場合に、天干が「庚」なら月徳貴人となる。