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天徳貴人(てんとくきじん)とは?

他の凶作用を和らげる

天徳貴人(てんとくきじん)は、他の凶作用を和らげる吉作用があるとされます。 命式全体があまり良くない場合にも、天徳貴人が入っていれば凶意が抑えられると判断します。

命式に天徳貴人が入る人は、様々な助けを得やすいとされます。 困難に直面する場合にも周囲の人から助けてもらいやすく、 不思議と何かの巡り合わせによって救われることもあるでしょう。

さらに、命式に天徳貴人と月徳貴人(げっとくきじん)が揃って入れば吉作用は強力になり、 実力と権威を兼ね備えた人物になるとされます。 天徳貴人と月徳貴人は太陽と月になぞらえられ、どちらも同じような吉作用を持ちます。

天徳貴人や月徳貴人は、日柱に入るのが特に良いとされます。

天徳貴人となる条件

天徳貴人となるのは、月支と各柱の天干、あるいは、地支が以下の組み合わせの場合です。

  • 月支が「寅」の場合に、天干が「丁」なら天徳貴人となる。
  • 月支が「卯」の場合に、地支が「申」なら天徳貴人となる。
  • 月支が「辰」の場合に、天干が「壬」なら天徳貴人となる。
  • 月支が「巳」の場合に、天干が「辛」なら天徳貴人となる。
  • 月支が「午」の場合に、地支が「亥」なら天徳貴人となる。
  • 月支が「未」の場合に、天干が「甲」なら天徳貴人となる。
  • 月支が「申」の場合に、天干が「癸」なら天徳貴人となる。
  • 月支が「酉」の場合に、地支が「寅」なら天徳貴人となる。
  • 月支が「戌」の場合に、天干が「丙」なら天徳貴人となる。
  • 月支が「亥」の場合に、天干が「乙」なら天徳貴人となる。
  • 月支が「子」の場合に、地支が「巳」なら天徳貴人となる。
  • 月支が「丑」の場合に、天干が「庚」なら天徳貴人となる。