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四柱推命

死(し)とは?

死を迎えたように停止した運気

死(し)は、十二運(じゅうにうん)のひとつです。

十二運は命式中の五行や通変星の強弱を表したもので、 胎(たい)養(よう)長生(ちょうせい)沐浴(もくよく)冠帯(かんたい)建禄(けんろく)帝旺(ていおう)衰(すい)病(びょう)死(し)墓(ぼ)絶(ぜつ) の十二種類があります。

そのなかで死は、人の一生に例えれば“死”を迎えて停止した状態です。 力量は弱く、静かに時間だけが流れていくような停滞した運気と言えるでしょう。

死の運気

死は、人の一生に例えれば死期を迎えた状態、植物に例えれば水不足による枯れ木、あるいは、水過多による根腐れです。

人が死ぬとそれまで動いていた身体や進めていた仕事などが停止します。 十二運における死も、それになぞらえてイメージすることができます。 運気が停止した状態であり、物事が前に進まなくなります。

運気が停止しているとはいえ、本当の意味で死んでいるわけでありません。 行動力は下がりますが、観察力や分析力はむしろ研ぎ澄まされます。 じっくりと何かを学んだり、テーマを深く掘り下げて研究に取り組むにはよい運気と言えるでしょう。

命式中(特に月柱や日柱)に死がある人

命式中(特に月柱や日柱)に死がある人は、おとなしく思慮深い人物でしょう。 外に向けてエネルギーを放つのではなく、内にこもって静かに過ごすことを好みます。

例えば、教室の隅っこにいて目立たないけれど、周りをよく観察しているようなタイプです。 様々な物事を観察して分析するのが得意で、真理を的確に指摘して周りを驚かせることもあるでしょう。

内面にはいろいろな思いを抱えていても、それを表に出すことはあまりありません。 周りから見ると、しっかりした価値観を持った落ち着いた人であり、グループ内では一定の信頼を得ているでしょう。

一方で、外面はよくても内弁慶なところがあり、家庭内では自分を曲げない頑固な態度をとることがあるかもしれません。 また、苦労性な面があり、些細なことで気に病むこともあるでしょう。

尚、命式に「死」という文字があるとドキッとしますが、「死」だから寿命が短いという意味ではありません。 運気の強弱を人の一生になぞらえて「死」という文字が当てられているだけです。

上記は、月柱や日柱の十二運が死の人に、特に表れやすい傾向です。 年柱や時柱の十二運が死の人も、少し上記の傾向があるかもしれません。