四柱推命で【基本的な人格・性質】を鑑定します。
年柱 | 月柱 | 日柱 | 時柱 | |
---|---|---|---|---|
天干の通変星 | 劫財 | 劫財 | - | 不明 |
天干 | 甲 | 甲 | 乙 | 不明 |
地支 | 辰 | 戌 | 卯 | 不明 |
地支の蔵干 | 癸 | 丁 | 乙 | 不明 |
蔵干の通変星 | 偏印 | 食神 | 比肩 | 不明 |
十二運 | 冠帯 | 墓 | 建禄 | 不明 |
特殊星 | 天官貴人 羊刃 |
暗禄 飛刃 華蓋 |
不明 |
参考データ |
---|
空亡:子丑 |
日干が乙(きのと)になる人は、例えるなら小さな木や柔らかい草のような人です。 協調性のある社交家で、周りとコミュニケーションをとるのがうまく人脈は広いでしょう。
環境に合わせて適応していける柔軟性を持っています。 柔軟性と言っても、雨風に逆らわず生き抜く草花のようなしたたかな柔らかさであり、芯はしっかりとした人です。
一方で、何か決断を下すのに時間が掛かるタイプでもあります。 様々な人の意見を聞き、様々な状況を想定して思考を巡らせるため、なかなかひとつの答えに絞りきれないのです。 これは長所でもあるのですが、その悪い面が出れば、優柔不断で決断力に欠ける人物と見られることがあるかもしれません。
月支元命が食神(しょくじん)になる人は、温厚な平和主義者でしょう。 基本的に楽観的な性格で、どこかで未来は良くなると信じています。 食べることが好きな美食家で、 ファッションやインテリアに興味を持つセンスの良い人が多いのが特徴です。
食神の気質の根底には、子供のような純粋さ、わがままさ、むき出しの欲望があります。 本能に従って行動する人であり、 究極的には、楽しいかどうか気持ち良いかどうかで物事の判断を下します。 人間の生理に逆らわない無理の無い人と言えるでしょう。 良くも悪くも子供の世界観を持っている人であり、実際に子供とは気が合います。
その一方で、ある種の未熟さや現実に対する詰めの甘さがあり、 社会性・計画性・大人としての責任などがおろそかになる場合があるかもしれません。 また、本能や欲望に正直なだけに、人によっては性に関する問題を起こしてしまうこともあるようです。 その自覚がある場合には、若干の戒めが必要でしょう。
※ここまでは、日干・月支元命・通変星による大まかな鑑定です。 日干・月支元命・通変星から大まかに鑑定することで、その人の主軸となる気質が判断できます。
ここからは、より詳しくみていきます。 上記の命式では、性格や運勢への影響が特に大きい日柱の干支(日干支)は「乙卯」となっています。 以下は、日干支からみる基本性格・コミュニケーション・恋愛運・金運・仕事運です。
温厚で物腰の柔らかい人です。 物事を堅実に積み上げて、強引なことをせず丁寧に進めていきます。 厳しい環境にあっても、それに適応してコツコツと努力を積み重ねます。 物腰は柔らかいけれど、精神的にタフで逆境にもくじけません。
柔らかい雰囲気で、その場を和やかにします。 礼儀正しく温かみのある言動で、たいていの人から好かれます。 攻撃的なところがなく、人を傷つけることはまずありません。
社交的で誰とでも交流しますが、恋愛面では好みがはっきりしています。 好みではない相手からのアプローチを、さり気なくかわすような経験をしているかもしれません。 好きになった相手には、自分からアプローチする方でしょう。 交際すると、マメに連絡を取って相手を大切にします。
堅実に働いて堅実に稼ぐタイプの金運です。 年齢を重ねるにつれて、金運が安定してくるでしょう。
自分のなかに潜りこむようにして、仕事に集中するタイプです 取り組んでいる仕事にこだわりを持ち、丁寧に粘り強く向き合います。 独りでいることを好まないので、グループで進める仕事の方が無理なく続けられるかもしれません。
性格や運勢への影響が特に大きいのは日干支ですが、年干支・月干支・時干支からも影響を受けます。 それぞれの干支(かんし)の性格的傾向などは、以下のリンク先を参考にしてください。
0~4歳の10年間にめぐる通変星は「劫財」となります。
劫財がめぐる期間には、破壊的な欲求や衝動が出やすくなります。 自我が強くなりますが、その自我はどこか厭世的であり、社会モラルや一般常識に反発を感じやすくなります。 例えば、子供なら親の言うことを聞かず勉強や宿題をサボったり、 成人ならイチかバチかの大勝負をしてみたくなるなど、反抗的・刹那的な気持ちが出やすくなります。
自己中心的な言動や独断が多くなる時期であり、対人関係のトラブルが起こりやすいので注意が必要です。 また、交通ルールや法令に対しての認識がルーズになりがちなので、気を引き締める必要があるでしょう。
その反面、チャレンジ精神が高まって勝負強くなる時期でもあります。 それ自体は悪いことではないので、そうしたタイミングを利用する意識を持つと良いでしょう。
意志の強さが独りよがりにならないように、挑戦が単なる無謀にならないように、自己確認しながら物事を進めることです。 正攻法ではなく逆転の発想や裏からのアプローチが功を奏することもあるでしょう。
[0~4歳] [4~14歳] [14~24歳] [24~34歳] [34~44歳] [44~54歳] [54~64歳] [64~74歳] [74~84歳] [84~94歳] [94~104歳] [104~114歳] [現在の大運]
大運(たいうん)は、10年単位で変化して巡る運気です。
大運(10年運) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
年齢 | 天干の 通変星 |
大運の 干支 |
大運の 蔵干 |
蔵干の 通変星 |
十二運 | 運気 |
0~4歳 | 劫財 |
甲
戌
|
丁 | 食神 | ||
4~14歳 | 偏印 |
癸
酉
|
辛 | 偏官 | 自我が弱まる |
|
14~24歳 | 印綬 |
壬
申
|
壬 | 印綬 | ||
24~34歳 | 偏官 |
辛
未
|
乙 | 比肩 | 自分が強まる |
|
34~44歳 | 正官 |
庚
午
|
己 | 偏財 | ||
44~54歳 | 偏財 |
己
巳
|
庚 | 正官 | 自我が弱まる |
|
54~64歳 | 正財 |
戊
辰
|
癸 | 偏印 | ||
64~74歳 | 食神 |
丁
卯
|
乙 | 比肩 | 自分が強まる |
|
74~84歳 | 傷官 |
丙
寅
|
丙 | 傷官 | ||
84~94歳 | 比肩 |
乙
丑
|
辛 | 偏官 | 自我が弱まる |
|
94~104歳 | 劫財 |
甲
子
|
癸 | 偏印 | ||
104~114歳 | 偏印 |
癸
亥
|
甲 | 劫財 | 自分が強まる |
生まれてからの数年は、まだ運勢が定まっていない時期とみます。 運勢の基礎が定まる年齢を立運(りつうん)といいます。 上記命式の立運は 4歳 です。 立運の年齢から10年単位で大きな運気が巡ります。
以下は、命式の部分に着目したディテール情報です。 あくまでもディテール情報ですから、どの程度参考にすべきかは見解の別れるところです。 ある程度の専門知識が必要となりますので、詳しく知りたい場合にはプロの占い師さんにみてもらうのも良いでしょう。
命式のなかに干合(かんごう)はありません。
命式のなかに方合(ほうごう)はありません。
命式のなかに四墓(しぼ)はありません。
命式のなかに三合会局(さんごうかいきょく)はありません。
命式のなかに辰・戌が隣接しており、冲(ちゅう)となっています。 隣接する2つの支が正反対であるため反発し合います。 ただし辰・戌の場合は十二支としては正反対の位置関係ですが、どちらも五行が土なので反発はそれほど激しくありません。
命式のなかの戌・卯が隣接している部分は、支合(しごう)しています。 隣接する2つの支が支合により強く結びつくことで、命式のバランスが変化します。 例えば、支合している支と、支合とは関係のない干との関係で生じる吉意や凶意は弱まります。
命式の日柱が[乙][卯]なので、空亡は「子丑」となります。 この命式の持ち主は、子年と丑年が空亡です。 空亡の時期には、普段とは異なる運気になります。
命式の四柱の十二運は、以下の通りです。 十二運は、各柱の通変星の強弱を表すものです。 特に、月柱や日柱の十二運は、その人の性格や運勢にある程度は影響を与えると観ます。
それぞれの十二運の観たては、以下のリンク先でご確認ください。
上記の命式には、以下の特殊星が入ります。 特殊星は、命式内の天干と地支の組み合わせを部分的にみて、特定の組み合わせがある場合に名前をつけたものです。
特殊星は、命式の基本となる干支(かんし)や通変星(つうへんせい)に比べれば、それほど重視する必要はありませんが、 その人の性格や運勢を特徴づける部分的な要素と観ます。
それぞれの特殊星の観たては、以下のリンク先でご確認ください。
※上記の占い結果は、四柱推命の解釈に基づいて性格の傾向を解説したものです。 あくまでも“四柱推命ではそういう傾向があるとされている”ということであり、 性格診断テストのような科学的根拠があるわけではありません。
※四柱推命の鑑定では、必ず命式全体のバランスを考慮する必要があります。 上記の性格判断は、命式の各部分を数値化するなどして機械的に算出しており、 必ずしも上記の解釈がすべてではない点に注意してください。
※より厳密に鑑定されたい場合には、信頼できる専門家に個人鑑定を依頼されることをおすすめします。