四柱推命で【基本的な人格・性質】を鑑定します。
年柱 | 月柱 | 日柱 | 時柱 | |
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天干の通変星 | 偏官 | 比肩 | - | 傷官 |
天干 | 己 | 癸 | 癸 | 甲 |
地支 | 酉 | 酉 | 巳 | 寅 |
地支の蔵干 | 庚 | 庚 | 戊 | 戊 |
蔵干の通変星 | 印綬 | 印綬 | 正官 | 正官 |
十二運 | 病 | 病 | 胎 | 沐浴 |
特殊星 | 天乙貴人 大極貴人 |
金與禄 天徳貴人 劫殺 劫殺 |
参考データ |
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五行のバランス:
木22%
火11%
土5%
金44%
水16%
木
火
土
金
水
|
やや身強(1) |
格局:印綬格 |
空亡:午未 |
日干が癸(みずのと)になる人は、例えるなら水滴・雨水のような人です。 水が環境に合わせて様々にカタチを変えるように、状況に逆らわず柔軟に変化します。
土壌にスッと浸み込む水滴のように、基本的に素直で穏やかな性質です。 純粋な心の持ち主で、いつも物思いにふけっているようなところがあり、想像力が豊かです。 知的な雰囲気を持っていて、日々の生活からはどこか潤いが感じられる感性豊かな人でしょう。
一方で、繊細で神経質な一面があるようです。 その悪い面が出れば、些細な事をいつまでもクヨクヨと気にしたり、 視野が狭くなって必要以上に悲観的になることがあるかもしれません。
月支元命が印綬(いんじゅ)になる人は、才能にあふれた優秀な人でしょう。 簡単に言ってしまえば、天才と呼ばれるタイプの人です。 鋭い感性を持っており、新しい時代を創り出す可能性を秘めた人と言えるでしょう。
学校の成績が良いかどうかというよりも、生まれながらにして頭脳明晰で、 物事の急所を見極め、要点を押さえてスッと飲み込みます。 才能があり、人気を集めるタイプで、一気に世間の注目を集めることもありえます。
注意が必要なのは、才能に優れ性格的に恵まれているがゆえに周りにチヤホヤされて、 かえって努力をしなくなる場合があるかもしれません。 良くも悪くも自尊心の強い人ですから、それが悪い方向へ出ないように 若干の戒めが必要でしょう。
また、感性が鋭く高感度なだけに繊細で傷つきやすい一面があるようです。 悪くすると、アタマは良いけれど感情が不安定であったり、 才能はあるけれどワガママといった傾向が表れるかもしれません。 精神的な不安や神経の乱れなどから、アルコールやドラッグなどに逃避するケースもあるようです。 自分を安定させる何らかの生活習慣を持つと良いでしょう。
この命式の五行のバランスを計算すると、 金性・木性・水性・火性・土性 の順で多いようです。
金性が多い人は、合理的に判断して行動する人でしょう。 物事を進める際には、情に流されることなく理性的にやり抜きます。 何事も白黒はっきりつけたいところがあり、あいまいさを嫌って一刀両断に斬り捨ててしてしまうことがあるかもしれません。
木性が多い人は、人間味のある感情豊かな人でしょう。 義理人情に厚く、人との交流を大切にします。 時として必要以上に他人の言動が気になったり、人間関係に悩んでしまうことがあるかもしれません。
この命式の通変星のバランスを計算すると、漏星(食神・傷官)と印星(偏印・印綬)が、他に比べて相対的に強いようです。 逆に言えば、自星(比肩・劫財)、財星(偏財・正財)、官星(偏官・正官)は、弱くなります。
表現力・知的好奇心は高め、自己主張・行動力・実務能力は控えめといったバランスです。
漏星は感受性の強い表現者、印星は知的好奇心の強い研究者です。 自分が興味を持った専門分野を深く掘り下げて、その知識を何らかの方法で表現することに喜びを感じます。
ビジネスマンというよりは、研究者や教員といったタイプです。 どこか育ちがよさそうで、俗世間に染まらない人のよさが感じられます。
逆に言えば、周りを蹴落としてでも出世を争うような環境には向いていません。 向き不向きがはっきりしているので、自分の知識や適性が活かせる職場や環境に身を置くことが大切です。
※ここまでは、日干・月支元命・通変星による大まかな鑑定です。 日干・月支元命・通変星から大まかに鑑定することで、その人の主軸となる気質が判断できます。
ここからは、より詳しくみていきます。 上記の命式では、性格や運勢への影響が特に大きい日柱の干支(日干支)は「癸巳」となっています。 以下は、日干支からみる基本性格・コミュニケーション・恋愛運・金運・仕事運です。
探求心を持って物事を掘り下げていける勉強熱心な人です。 第一印象はソフトですが、頭の回転が速く激しい一面もあります。 冷めているときと熱くなるときの差が激しく、ぼーっとしていたかと思うと急に集中したりします。 人格的に穏やかでありながら、波乱万丈な人生を送る人が多いのが特徴です。
人当たりが良く社交的で、友人は多い方でしょう。 相手に合わせて柔軟な対応ができるので、多くの人と接点ができます。 仲間思いの温かい気持ちを持っていますが、 嫌な思いをした相手には執念深くなることがあるかもしれません。
多くの人と交流してよくモテるので、恋愛経験は多い方でしょう。 熱しやすく冷めやすいところがあり、恋愛をしても長続きしづらいかもしれません。 交際相手と同じ方向を向いた友人のような関係になると、長続きしやすいでしょう。
食いっぱぐれることのない金運の持ち主です。 良い時と悪い時の波が大きくなるかもしれませんが、困難な状況でも誰かに助けられやすいでしょう。
頭脳明晰で多芸多才なので、どんな仕事でもうまくこなせるでしょう。 好奇心旺盛で、様々な職業を経験する可能性があります。 新しい仕事に挑戦しても切り替えがうまく、短い時間で大きな成果を上げることがあります。
性格や運勢への影響が特に大きいのは日干支ですが、年干支・月干支・時干支からも影響を受けます。 それぞれの干支(かんし)の性格的傾向などは、以下のリンク先を参考にしてください。
48~58歳の10年間にめぐる通変星は「正官」となります。
正官がめぐる期間には、社会的に何らかの責任を持つ機会が多くなります。 例えば、学校で委員や班長などの役割を任されたり、職場で責任ある役職に就いたりといったことです。 社会的な信頼の高まる時期であり、自分自身もそれに応えようと責任感が高まります。
社会モラルに反した行為や、ハメを外し過ぎる言動は少なくなり、品行方正でキチンとした態度が多くなります。 こうした堅実さや勤勉な努力が自分自身の社会的信頼をさらに高めるので、この時期には正しく考え正しく実行することを旨とすると良いでしょう。
注意が必要なのは、マジメな態度も度が過ぎれば、周りの人に堅苦しさを感じさせてしまうかもしれません。 「水清ければ魚棲まず」です。 正しさは大切ですが、そればかりではなく人間的な面白味や柔軟性と両立できると尚良いでしょう。
また、名誉職などに就く機会が多くなりますが、見栄えの良い地位ではあるけれど、責任ばかり重くて実利などの面ではあまり報われない…といったことが起こるかもしれません。 そのような場合にも、途中で投げ出すことなくやり遂げることで、お金には代えがたいものが得られることもあるでしょう。
[0~8歳] [8~18歳] [18~28歳] [28~38歳] [38~48歳] [48~58歳] [58~68歳] [68~78歳] [78~88歳] [88~98歳] [98~108歳] [108~118歳] [現在の大運]
大運(たいうん)は、10年単位で変化して巡る運気です。
大運(10年運) | ||||||
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年齢 | 天干の 通変星 |
大運の 干支 |
大運の 蔵干 |
蔵干の 通変星 |
十二運 | 運気 |
0~8歳 | 比肩 |
癸
酉
|
庚 | 印綬 | ||
8~18歳 | 傷官 |
甲
戌
|
辛 | 偏印 | ||
18~28歳 | 食神 |
乙
亥
|
戊 | 正官 | 自我が弱まる |
|
28~38歳 | 正財 |
丙
子
|
壬 | 劫財 | 自分が強まる |
|
38~48歳 | 偏財 |
丁
丑
|
癸 | 比肩 | 自分が強まる |
|
48~58歳 | 正官 |
戊
寅
|
戊 | 正官 | 自我が弱まる |
|
58~68歳 | 偏官 |
己
卯
|
甲 | 傷官 | ||
68~78歳 | 印綬 |
庚
辰
|
乙 | 食神 | ||
78~88歳 | 偏印 |
辛
巳
|
戊 | 正官 | 自我が弱まる |
|
88~98歳 | 劫財 |
壬
午
|
丙 | 正財 | ||
98~108歳 | 比肩 |
癸
未
|
丁 | 偏財 | ||
108~118歳 | 傷官 |
甲
申
|
戊 | 正官 | 自我が弱まる |
生まれてからの数年は、まだ運勢が定まっていない時期とみます。 運勢の基礎が定まる年齢を立運(りつうん)といいます。 上記命式の立運は 8歳 です。 立運の年齢から10年単位で大きな運気が巡ります。
以下は、命式の部分に着目したディテール情報です。 あくまでもディテール情報ですから、どの程度参考にすべきかは見解の別れるところです。 ある程度の専門知識が必要となりますので、詳しく知りたい場合にはプロの占い師さんにみてもらうのも良いでしょう。
命式のなかに干合(かんごう)はありません。
命式のなかに方合(ほうごう)はありません。
命式のなかに四墓(しぼ)はありません。
命式のなかに三合会局(さんごうかいきょく)はありません。
命式のなかに冲(ちゅう)はありません。
命式のなかに支合(しごう)はありません。
命式の日柱が[癸][巳]なので、空亡は「午未」となります。 この命式の持ち主は、午年と未年が空亡です。 空亡の時期には、普段とは異なる運気になります。
命式の四柱の十二運は、以下の通りです。 十二運は、各柱の通変星の強弱を表すものです。 特に、月柱や日柱の十二運は、その人の性格や運勢にある程度は影響を与えると観ます。
それぞれの十二運の観たては、以下のリンク先でご確認ください。
上記の命式には、以下の特殊星が入ります。 特殊星は、命式内の天干と地支の組み合わせを部分的にみて、特定の組み合わせがある場合に名前をつけたものです。
特殊星は、命式の基本となる干支(かんし)や通変星(つうへんせい)に比べれば、それほど重視する必要はありませんが、 その人の性格や運勢を特徴づける部分的な要素と観ます。
それぞれの特殊星の観たては、以下のリンク先でご確認ください。
※上記の占い結果は、四柱推命の解釈に基づいて性格の傾向を解説したものです。 あくまでも“四柱推命ではそういう傾向があるとされている”ということであり、 性格診断テストのような科学的根拠があるわけではありません。
※四柱推命の鑑定では、必ず命式全体のバランスを考慮する必要があります。 上記の性格判断は、命式の各部分を数値化するなどして機械的に算出しており、 必ずしも上記の解釈がすべてではない点に注意してください。
※より厳密に鑑定されたい場合には、信頼できる専門家に個人鑑定を依頼されることをおすすめします。